11月15日(金)
半年間、毎月1回の保育実習を行ってきた千葉明徳短期大学の1年生10名ですが、今日は、各クラスでゲーム等を企画し、実際に保育を進めていきました。指導案をしっかり書いて、担任ともやり取りし、入念に準備をしてきたようです。それでも実際に子どもたちの前でゲームを進めていくと、充実感と共に、難しさもたくさん感じたのではないでしょうか。たとえば、声をかけるタイミングがちょっとずれて伝えたいことが子どもたちに届かない、というような場面がみられました。ちょっとしたことなのですが、子どもたちの思いや動きをしっかりと予測、把握し、迷わず、スムーズに動けるようにタイミングをみて声をかけるということが、現場の保育者はあたりまえにできるのです。自然にそれをしているので見逃しがちですが、20~30人の未就学の子どもたちを相手にそれをすることは、実際やってみるととても難しいことだと実感できると思います。さらには、その声掛けの裏で、こどもたちの表情やしぐさから、その思いや意図をさらに推し量り、次の対応を考えていきます。専門職としてしっかり学び、力をつけてきたからこそできることなのだと思います。実習は、実際に経験をしながらいろいろなことを学んでいくことができる貴重な機会です。そういった意味では、1年生のうちから実際に保育現場で子どもたちと直接触れ合っていくことは、とても良い経験になると思います。この実習は次回11月29日が最終回となります。
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