12月8日(木)
今週はよく晴れた木曜日で、体操指導ではなわとびが始まりました。年中組、年長組は、1月のなわとび大会に向けて、練習に取り組みます。
年長組は、郵便屋さんごっこを始めました。今日は、全員でお友だちあてのはがきを書きました。はがきを書いたら、切手を貼って投函です。郵便配達は、毎日順番に、交代で行います。友だちと、和気あいあいと、楽しそうにはがきを書いている姿が印象的でした。
この郵便屋さんごっこも、文字指導の一環と位置付けています。たびたびお伝えしていますが、今年度から文字指導の形を変えて、ワークブックを使った一斉指導をかなり減らしました。また、少なくなった一斉での文字指導の中でも、ひらがなを単語としてとらえていけるようにするなど、いろいろな工夫をしています。ただ、幼児期の教育は、遊びの中からというのが基本であり、文字に関して言えば、「園児たちが日常生活の中で、文字などを使いながら思ったことや考えたことを伝える喜びや楽しさを味わい、文字に対する興味や関心をもつようにすること」と、『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』の中でも示されています。
「お友だちの気持ちを、はがきでもらうとうれしいな」「宛名や名前を文字で書くと、だれがだれに書いたのかわかって便利だね」そういう経験が、「文字って面白い!」「もっと書きたい!」という気持ちにつながります。先日のお店やさんごっこの看板も同じですよね。品物の名前や値段を、いちいち何度も伝えなくても、看板に書いておけば、見た人に伝わります。「文字って便利だな」という思いへとつながります。遊びの中で、主体的に取り組むことでなければ、こどもたちの身にはついていきません。だから、「また文字か…遊びたいな」というワークブックはやめたのです。
今日の様子を見ていると、こどもたちは友だちといろいろな話をしながら、積極的にはがきを書くことを楽しんでいました。苦手な子は、自分からひらがな表を見て、一生懸命書こうとしていました。何を書こうか悩んでいる子はいても、やりたくないという様子の子はほとんどいなかったように感じます。もちろん、今日から急にそうなったわけでなく、いままでの経験の中で、文字への興味関心、面白さが、こどもたちに育ってきているからだと思います。
しばらく続く郵便屋さんごっこ。こどもたちの書きたい気持ちを大切に、楽しんでいってもらえたらと思っています。
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